カートの長さ

これが弾を作る機械ですがね、 弾の上にあるシリンダーみたいなのは弾の全長を決めるための「ダイ」と呼ばれるものです。

そしてこの弾は全長が28.82mmのファクトリー弾です。ファクトリー弾にも長さがいろいろあるのですが、これはかなり長いほうなのですよ。 弾の全長といってもケイスは同じなので、ブレットがどれだけケイスに入っているかで決まるわけですね。
そこで、この弾と同じ長さの弾を作ってテストすることにしたのですよ・・

右は今までの弾で、 左は28.82mm・・ 2mmほど長いです。
(ミーヤンと同じミツトヨがほしいナ)

新しいのはブレットがニョキッと出ていて気持ちワルイのですが、これだとライフリングとのギャップが少ないのでいいのだろう・・という気はします。

このフォトとは無関係なのですが、28.82mmの長さで3種のブレットを使ってテストしてみましたよ。よく当たるゼロブレット、鉛の115グレイン、それと鉛の125グレインです。

したら、ゼロブレットがこのようにランプの上にスタックしました。 まさにこれが試合中に起こったのです。アラバマの試合に備えてゼロを使ってキャリオプを撃ったらこのアリサマ💦 もちろん鉛弾でも起こります。

すぐにバラシてよくよく観ると・・
あれぇ?・・チェンバーの入り口の角のエッジがビシッと立っている!!💦 それにランプを磨いた跡もない💦
🗣トォ〜モさんっ!! あんた なんもしなかったのねぇ😾 いままでチェックもしなかったボクのなんなんだけどよ😅

この部分ね・・ 1911では、まずここを磨いて弾が滑り込みやすいようにするものなんですよ。
弾弾の長さウンヌンよりも
コッチを先に見るべきぢゃったよぉ😓

ヤスリとドゥリモオ(どりめる)を使ってランプを磨き、エッジも丸めました♪ これでブレット先端のスタックはなくなるハズです・・が、あんまし削るとヤっキョーの尻が破れて顔に激しい吹き戻しがくるので気をつけながらテストしますよ。

で、判ったことは、鉛弾を使う場合には28.82では長すぎるということ。 ジャケテッド弾の直径は.355インチで鉛弾は.356なのです。鉛の場合は0.5mmばかり短くしてやらんとチェンバーに送り込んだ時にこのようなリング状の傷が付くのですよ。先端にはエッジに当たった跡も見えますね。
by もっと懇切丁寧に書きたいけどイロイロやることあって手抜きしているボク