ジゲン流の短刀

ジゲン流の侍たちが好んで使ったという刀・・ それは波平(なみのひら)だったという。

この長い短刀は、波平らしい。

細身で長い。 数えきれない武者たちを殺して殺して戦い抜いたすえに出来上がってきた形なのだろう・・・

細身に見える、が、刀身はすごく分厚い。 納得の強靭さだ。

ナカゴには波平行安(なみのひら ゆきやす)という刻印がある。しかし、日本刀の贋作はかなり多かったらしいので100%信じてはいない・・が、刀身は波平の特徴を感じさせるので本物だという気がする。

これが鞘の断面だ。 AR-15のグリップ形状をいろいろと思案するうちに、これが想い浮かんだのだ。

刀の柄は、意外に細い。
そういえば野球のバットもグリップはとても細いではないか。それにゴルフのグリップもほっそりとしており、だからこそ、あれだけのパワーを生み出せるのにちがいない。
波平を振りまわしてみるに、これより太いグリップではチカラが入らないといういう気がする。
そういえば、クワやカマ、ツルハシなども太くはない。


どれどれ、計ってみよう・・・ 42x27mmね。 やるか・・・・・・ 市は考えていた。

節くれだったこの太い枝・・何かの役に立つだろうと乾燥させてあった。

カットしてみると、庭の松枝ながら木目が入り組んでおり好みに合う。

フシのパターンが綺麗だ。

溝を切ってスターンに合わせてみる。こうなったらもう止まらない。

短刀の柄のサイズにカットした。 なかなか良い感じだ。


垂直グリップにすると後ろにネジ用の穴が開くことになる。ナナメで回せるネジとレンチを買いに行くのはメンドクサイのだ。

角を丸めると、
いよいよジゲン流グリップの様相が顕になった。
明日の着色が楽しみね♪ by 作らんでもよいものを作ってしまったボク