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『バラック二等地』

ルシ彦の「割と違法建築」紀

★★『バラック二等地(仮)

~傾斜・段差に抵抗する家~』★★


【★きっかけ、というか長い前置き】


2021年6月19日。違法(多分)私設橋パラダイスのフォトを公開したところ、意外な反響があって、正直困惑しているルシ彦なのである。

自分が面白いと思ったものを紹介しただけのことだが、なかなかに珍しいらしい。川や水路の多い所で、それなりに人口があれば、似たような風景は見られそうなものだが、現実にはそうでもないらしい。恐らく、私の撮影現場が(主に経済的な事情で)再開発が進まない地方都市だというのも、昔の風景が残されている大きな要因だろう。

それは、ともかく。次のテーマを決めなくては。期待してくれている奇特な方々もいるみたいだし。候補なら、ある。


私が好んで撮るものに、バラックを初めとする『違法建築っぽいもの(グレーゾーン含む)』がある。「バラックは、面白い」と言ったら、叱られるだろうか?

叱られようが非難されようが、面白いものは面白いのである。問題は、「面白さ」の中身だ。

私が違法建築に惹かれるのは、そこに人々の生命力や逞しさ、はっきり言ってしまうと「図太さ」や「図々しさ」を感じるからだ。上等なワインを飲みながら死ぬのもいいが、個人的には泥水を啜りながらでも生きようとする人が好きだ。


そんなこんなで、本格的に写真を撮り始めるまでにも、バラック集落を歩き回ったりはしていた。そして、気付いたことがある。

「バラックの立地にも、一等地と二等地があるんじゃないか?」

バラック二等地。このフレーズを思い付いたときの興奮といったら(笑)。

しかし、見せ方がなぁ・・・。

迷いながら街を彷徨っていたときに見付けたのが、これ。こんなの見て面白がる人がいるのかな?
































































観る人の鑑賞力が問われますが、凄い大作!!!


フォトキャプションはコメント欄に載せてもらいました。

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