ライフル ケイス
- 市
- 2023年10月26日
- 読了時間: 30分
更新日:2023年11月8日
World Speed 2023
「今年は勝つからね!!」
と、15歳の少年は父に言った。
9mmライフル部門で世界一を決するワールド戦での優勝が目標だ。これは悲願ではなく50%の確率で成就できるという可能性があり、その根拠は去年の世界チャンピオンとは一勝一敗。2年前は勝ったが去年は僅差で負けたという戦績による。
この勝利は自分のためだけではなくタランとジムにプレゼントする、これが目的だ。高価な銃を三挺も無償提供してくれたタラン社長と、軍用の高度なダットサイトと潤沢な弾を送ってくれ、旅費もホテル代も支払ってくれるというウィルコックスのジム社長。それとスーパーヴェルという弾の会社のオーナーからは毎月千発の練習弾も送り続けられており、この三社への恩返しをしたいわけだ。
「射撃を続けられない者はゴルフをやれ」とアメリカでは言われるが、この意味は射撃には大金がかかるということ。高級な銃は30~100万円、9mm弾はワンコース分の300発で1万円はかかる。趣味の一つとして月1回のローカル試合に出るだけでも支出は大きく、世界一を目指すとなれば大金がかかり年金暮らしの父の収入では賄いきれずスポンサーの支援あってこそ可能なのだ。
15歳ともなれば、金銭感覚も芽生え、他人からのサポートへの感謝の念も湧いてくるもの。剣士郎がスポンサーのために勝ちたいと願うようになったのも成長の証だろう。
「光陰矢の如し、もうあれから2年という年月が流れたのか・・」80歳になった父は、1週間が1日と感じられるような歳月のうつろいに驚きを感じている。
無名だった剣士郎が 9mmライフル部門に初挑戦したのは2年前で 59.27秒という世界初の60秒切りを達成して優勝した。そして去年のワールド戦では本人が57.29秒で世界記録を塗り替えたものの、その翌日にはグラント カンコォが56.66を出して新たな記録を出したのだった。数年前は70秒で優勝できていたのを想えば隔世の感がある。
TR-9ライフルにウィルコックスのBoss Xeを搭載するという最高な組合わせで優勝を奪還する。そんな決意で剣士郎は今年のワールド戦に挑戦する。両親ともに日本人の米国生まれ。殿様に仕えることなく独立独歩して己の道を辿ってもらいたい・・そんな気持ちから剣士郎と名付けられ、通称はケンで日本でもアメリカでもよくある名前。そして米国ではケンという名に親しみをこめて呼ぶと「ケニィ」となる。
ケニィには勝算があった。前月のローカル戦での成績が55.45秒だったのだ。公式には認められないが、世界記録だった。これを世界の舞台で出せたら優勝する確率は高い。とはいえ勝負と人生は想い通りになんか行かないもの。世界戦には5名ほどの飛び抜けたギフテッド達がやってくる。稀有の天才射手と言われるケニィとはいえ、8種類のステイジを独走できるわけではなく、互いに浮沈がありながら際どい勝負を展開することになる。つまり、そこには高度な実力以外に「ラック」が大きなファクターとなってくる。勝負は時の運。特にスティルチャレンジでは連勝する率が低い。
まず、選手登録時から予定が狂わされた。ケニィは去年2位だったので当然ながら上位射手を集めたスーパースクワッドの組で撃つはず、だがなぜか一般のスクワッドに入れられた。ケニィは理由を問い合わせたが、納得できる説明もなく変更されることもなかった。実行委員の中には日本人が有名になって欲しくない者が紛れ込んでいるという想定はあるが、そうではないかもしれない。しかし、父はそのほうが良いと判断する。なぜならスーパースクワッドは朝から始まり、ケニィの組は午後から撃つので午前中に充分な練習ができるからだった。
やがてワールド戦が近づいてきたころになって、スーパースクワッドに入れるようにしたから移ってくれ、とマッチディレクターから連絡が来た。
「いえいえ、コチラで結構です」
この断りが半と出るか丁と出るのか?・・それを知るのは神とハンチョウさんだけだ・・と父は笑う。
ケニィが欲したにも関わらずスーパースクワッドから外された、という事実を喧伝して差別主義者に市撃を食わせるという下心もあった。笑
ちなみに、父は日本人の猛烈な差別心には辟易しているので、白人のそれは受け容れやすいと感じている。
アラバマ州のタラデガに飛んだのは月曜日だった。火曜と水曜は主にレンジ オフィシャル達が撃つのでケニィは二日間の練習ができ、射撃の調子はすこぶる良かった。ただリムファイヤのピストルにジャムが出始めていた。キックの少なさから観て弾の火つきが良くないのだろうと想ったのだが、同じ22口径弾なのにライフルだと500発撃っても故障しない。不思議なことだが、多分にピストルにモンダイありだろう、が、それを調べるには時間がかかりそうだった。まあ、一挺くらいの故障はあるだろう、と想定はしていた。なにしろ今年のケニィは競争率の高い6種目にチャレンジするのだ。スティル チャレンジには使用銃の種類によって13の部門があるので、好きなだけエントリーできる。ただしネットで参加申しみをするときの大混乱な競争の中でスポットを獲得できればのハナシだが、というのも毎年のことながらエントリーのスポットは600以上もあるのに、たったの20分で満員になってしまうのだ。ただし、前年で成績優秀だった射手は優先的に登録されるのでケニィは苦労しなくてすむので嬉しい。
ケニィは出発前から風邪気味だったので、朝はホテルでゆっくりし、昼近くなってから2時間ばかり練習し早くホテルに戻るという二日間だった。雨量が多くて緑いっぱいのタラデガで緩慢に流れゆく時間は、都会とは違って心地よく、年に1度の父と子の楽しい冒険の旅でもあった。
そして早くも初日、
クライマックスは最初に来た。緒戦で9mmライフル部門に挑戦するのだ。
試合開始は午後なので朝は練習できる。日ごろの試合はすべて朝から始まるのでケニィはワームアップなしに撃つことに慣れてはいた、が、やはり本番前に練習できるのは嬉しい。しかし、この朝のケニィは無口だった。胃の具合がよくないと言う。食欲がまったくないのに元気を出そうとホテルの朝食を少し食べて出かけた。幼少からのアトピーは段々に改善されていたが、ちょっとしたことで胃か食道の具合が悪くなる。自ら科した頂点への挑戦に怖れをなしていても不思議ではないのだが、原因は風邪のようだった。射場へのドライヴで横の座席にしおれたように座っているケニィを観て悪い予感がした。レンジの門を通過し少し走ったところで急に停車してくれとケニィは言い、ドアから藪に向かって駆け出して吐いた。少しばかりの食べものと白い泡を吐きながら5分ばかり佇み、ヨタヨタと車内に戻ってきた。バネで造られたようなケニィの四肢が萎えていた。
最初のエントリーが最も勝ちたい9mmライフル部門なのだが、これはダメかも知れないと父は感じた。練習は止めて休もうかと提案したがケニィは撃ってみたいと言うので練習場に向かう。そして最初のステイジの5 to Goを撃ち始めたらミスの連続だ。スピードを落として2秒超えで撃ってもミスだらけ。ターゲットを捕まえられないのだと言う。他のステイジも同じだった。反射神経が麻痺したように眼と筋肉の動きが合致しない。
なんとか回復させようと父は考える。方法は1つ、それは休むことしかない。
「もう練習は止めよう、いくら撃ってもムダだから止めて休もうよ、または棄権することだね・・」

ケニィは同意し駐車場の目立ちにくいスポットにクルマを停める。試合開始まで3時間はある。さて、どうしようかと父は熟考する。射撃の試合に参加し始めて少なくとも45年は経っている父だ。自分を含め、多くの射手たちを見つめてきた。イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどを含む世界大会にも60回以上は出場している。いつもトップを目指していた。そして、出せた最高の成績はビアンキカップでの8位だ。つまり、たったの1度たりも世界戦で優勝したことがない。負けばかりの射撃人生を営々と半世紀もつむんできた。だからといって意気消沈したことがない。ピストルを腰に引っさげて仲間たちと競うことの悦びが敗北の辛さに優っていた。負けるのが苦痛だったら射撃を止めなさい。試合というものは、1人以外は負けるものだ。不運に見舞われたら、あっさりと諦めるのが良いと常日頃ケニィにも言い聞かせている。負けを経験させ、打たれ強い男にしたい。だいたいに物事は失敗や負けから学ぶことのほうが多いものだ。負けたり勝ったりしながら精神が鍛えられる。射撃達人のタラン社長が勝てとは言わず挑戦を楽しめというのも百戦錬磨の経験から出る深い言葉なのだ。だから父は弱ったケニィに対して叱咤も激励もせずに見守っている。
車内でのケニィはアイフォンのゲイムをじっと観ていた。じつは彼は大会に出られるほどに戦闘ゲイムが上手い。ゲイムによってアイコーディネイションが鋭くなって射撃が上達したという部分もある。ここではゲイムをするのではなく、ただその流れを眼で追っていた。
沈黙が2時間近く続いた。ケニィの表情を観るとフラストレイションが消えかかっているように想われた。
「そろそろ行こうか・・」
と、父は促す。
「まだ早いよ、時間ありすぎだよ」
「ギリギリまでここに引っ込んでいるよりはね、仲間と話しなどしたほうが元気は出るものだよ。ケニィはね、ターゲットを見ると嬉しくなる性格なんだよ。どんなに身体のコンディションが悪くてもね、その苦しい中でどれだけやれるか自分を試せばいいんだよ。勝たなくてもよい。その時に出せるチカラを使って、できる限りの範囲で闘うんだ。」
そして、父は英語で付け加える。
「Do your best!!」
ベストを尽くせ!!
他に何ができようか・・・。
父が丹精こめて作った弾400発とタランのTR-9とを持って本番射場までゆっくりと200mほど歩いた。
試合開始まで40分ほどあった。そこにはクリス ベレットと彼の父がいてケニィに笑いかける。大学生のクリスは幾度も優勝し、ケニィの憧れの人であり、今も優勝候補の一人であり、ワールド戦においてはケニィが最も好きな優しい若者だった。2年前に突然現れて自分を凌駕した少年をクリスもまた好きになり、自分がしてきた経験をいろいろと話してくれるのでケニィの知識は広く深くなっている。この3人が話していると他のシューターたちも集まってきてケニィに挨拶する。世界戦3年目という今、ケニィはスティル チャレンジ界のスターになっていた。普通のチャンピオンと違ってケニィは高校生、それも人なつっこいし威張らないので大勢に好かれていた。近くを通ると声をかけられ、遠くから手を振る人もいる。そこはケニィの輝ける舞台だった。
「ほらね、ここがケニィの世界なんだよ・・」
やがてケニィの顔に笑顔がもどり、暖かみがさした。血潮のめぐりを父は観てとった。
「ちょっと元気がでたね、でもファイヴトゥゴー(5 to Go)は難しいのでムリせずに慎重に当てていこうぜ、8秒切りにこだわらないで・・」
選手たちに呼び出しがかかってROの簡単な説明が終わるや、父が大声で叫んだ。
「へーい、記念写真を撮ろう!! 2列になってここに並ぶんだぁ!!」
ケニィの父はただの東洋人のジジイだと想われていたが、ケニィをここまで育てたヤツはナニモノかと調べがつき、実は世界一の銃器フォトグラファーでスティルチャレンジには数十年もの経験があるということが知れ渡っていた。
「さあ、撮るからイーチと言いなさぁーい、チーズと言うのはトシヨリだけなんだぞー!!」
皆がイーチと言って笑顔を作り、ケニィも笑った。
こうして本番は始まった。
名簿を見ると9mmライフル部門への挑戦者122人の内、なんと46名ほどがグランドマスターの称号を持つ。成績によって下からC、B、A、マスターと登って行き、頂点がGマークのグランドマスターとなる。黒帯3段以上のレヴェルだと想えばよい。こんな百選錬磨の猛者たちの中で15歳小僧のケニィがトップ三羽ガラスに入っていることからして奇蹟ではないか。
順番はタブレットが決めたとおりでケニィは後の方だった。スーパースクワッドではないので全員が9mmライフルではなく、使われる銃の種類は様々だ。
PCCO(9mmライフル部門)では負けても、他の部門でいくつかは優勝またはトロフィー圏に入ることだろう。しかし、気持ちとしてはPCCOで優勝すれば他はどうでもよく、それを体調不良の状態でこれから撃つことになるのだった。
「少し元気が出たけど、まだ速くは当てられないとおもうよ・・」
弱った身体の昼飯抜きで4時間の激闘に挑もうとするケニィに対して父は再び言う。
「Just do your best!!」
いよいよケニィの番となった。
彼はライフルケイスを台に置き「メイクレディー」の声を待ってファスナーを開いてTR-9を取り出す。もしも勝手にケイスを開けるとDQ(失格)となってしまうのだ。
父は、こういう時にはさほど緊張しない。負けの想定はいつもしており負けを受け容れる気持ちは昔から備わっている。だから息子の大勝負であろうが泰然と動画を録っているように周囲からは見える、ハズだ。笑
「アーユーレディ・・スタンバァーイ・・ビー」
ダッダッダッダッ ダン・・
よく当てた。スピードは落としている。2秒は超えていそうだ。ここでは2秒以内に撃ちたいわけで日頃の練習では1.8秒を目標とし、調子が上がると1.6秒という驚異的な速度を出せるのがケニィなのだ。
すぐさまマグを交換してセットに入る。ケニィは、そう行った動作も速い。
ダッダッダッダッ ダッダン
6発撃った。ミスがあったので撃ち直したのだ。これを「ピックアップ」と言う。誰でもミスをする、が、このピックアップの速さも勝負の内で、速やくとも0.2秒、遅ければ1秒も失う。とくに5 to Goでのピックアップはターゲットの間隔が離れているのと的のサイズが10インチと小さいのでピックアップが難しい。
5 to Goを2秒切りで4回撃てれば計8秒以下となり、グッドスタートといえる。
ケニィの3回目、ここでマイクを取られた。マイクとはミスのことだが、3秒のペナルティーを意味する。つまり、ストッププレイトをヒットする前にターゲットミスがあると1枚につき3秒が加算されるのだ。
これを1回出すとピンチだ。
残りの2回で再び出すと3秒を食うことになり、トップシューターにとっては大きな痛手となる。ルールでは5回を撃ち、その内で最も遅いタイムを捨てることが出来るのだが、後が無くなったケニィ・・4回目、早くも運命の分岐点に立たされた。
「しのげ、ケニィ!!」
4回目のランは巧く撃った。2秒を切ったように見えた。そしてラストラン・・このワンストリングのタイムが後々に大きな影響を及ぼすことになる。ケニィは、土壇場に強い性格を持っており、土俵際の粘りで幾度も勝ってきた。巧く撃つだろうと父は想った。スティル チャレンジを体験していない人には、ただワンステイジで5回の早撃ち競争にしか観えない、が、その2秒間には心のせめぎ合いがある。葛藤があり、瞬間的な喜怒哀楽が明滅し迫真に充ちた起承転結のドラマがある。そしてマイクを食ってしまったシューターには猛烈なプレッシャーがノシかかるのだ。とくに優勝するために一生懸命に訓練し、勝てる可能性を秘めて遠くからやって来たケニィにとって、このラストランは大会を通して最も重要なストリングとなった。
もちろんケニィはそんなことなど考えない。目の前10数メートル先に散開している5枚のターゲットどもをいかに全滅させるかだ。
ブザーが鳴る、ダッダッダッダダダンダン・・
そんなふうに聞こえた。ピックアップが2回あったと想う。2.5秒ほどかかったかに観えた。辛うじて生き残ったのだ。危なかった!!
ROが操作しているタブレットを観ると計8.45秒とあった。およそ1秒の遅れだ・・・
「幸運」が舞い降りた、と父は感じる。不調の傷は浅い。あと7回戦ある。調子さえ戻れば取り返せるというタイムだ。なにしろ大勝負は始まったばかり。ラストまではまったく判らない。後で調べるとケニィは全体で5位のスタートだった。
初回が終わるとケニィの顔には活気が戻っていた。いつものニコニコ顔で仲間たちと楽しそうに話している。
「ケニィ、次のショウダウンはターゲットが大きいし得意なステイジだからイケルんじゃないかい?」
「うん、うまく撃てそうだよ!!」
果たして、起死回生の活躍が観られるのか!!・・・
続きを読みたい人はアンマシいなそーだけど、読みたい人は読解力があるよーなので続けるナリ
ショウダウンはラクタングル(大きな長方形)と12インチのターゲット5枚が左右コンパクトに並んだステイジで撃ちやすい。だが撃ちやすいから勝てるというものではない。だって、誰にとっても撃ちやすいので勝てるかどうかは別ではないか。
ケニィの仕度を観るに平素のキビキビ感があった。表情にはゆとりもあった。
すっくと構えたケニィは銃口を6フィート先にあるフラグにスッと向けた。
ビー、ドド ガガガ!!

なんと1.23秒!!
案の定、猛烈に速い!!
あれよと観る間に4回をまとめ上げた。
タイムは5.44秒。
平均速度は1.36秒。
恐るべきスピードが復活した!!
昼食抜きでスタミナ切れの心配を跳ね返すようにケニィの追撃が続く。そして、誰にとっても最大の難敵であるスピードオプションを万人瞠目の精度高き速射で貫き通す。7.60秒!!
さらに、難関のペンジュラムへも猛然と襲いかかり、再び7.60秒という高速ミスなしの命中弾を浴びせかけた。ここはラックではなく実力でもぎ取ったという気がする。この両者を2秒切りで撃ち貫くということは勝利の可能性を大にする。
セパレイター(差のつきやすいステイジ)を突破したケニィは、ランダバウトを5.33秒という衝撃のタイムで通過。とうとうラストのアクセルレイターでも6.68秒という元チャンピオンに相応しいタイムを叩き出し、3時間あまりのバトルは終わった。
総合タイムは、57.08秒。安心はできない、が、けっして悪くはない成績だ。グラントが出した去年の56.66秒には0.42秒の遅れで世界記録は逸した。だが、今年もグラント青年は同じタイムを出せるのだろうか・・?
22口径での60秒切りは上位射手にとっては充分に可能だが、銃が重く反動で肩が揺れる9mmライフルでは並大抵なことではない。ケニィの57.08秒は微妙な成績ながらスーパースクワッドに王手をかけたともいえる。
ケニィのタイムが初日の成績表に載った。先に60秒を大きく切られると焦りは増大するもの。これを知った天才たちはコーナーでも速度を弛める訳にはいかなくなった。野球でいえば二塁打一本とホームランを7本も撃たなければ並べないという状況。
興奮のバトルは終わり、父は深い安堵を味わう。人事は尽くしたが天命はどう降るのだろうか・・・。
そして翌日・・・
やはり気になるのは、ギフテッド達による朝のスーパースクワッド進行だ。2日目のケニィは、午後から22口径ピストルを撃つので10時過ぎに射場に着いてライフル名人達の闘争を見物することにした。上位シューター達はライバルとはいえケニィとは仲良しなので口々に経過を教えてくれる。
まず驚いたのは、あの世界チャンプのグラントの5 to Goが9.21秒だったこと。不調のケニィに1秒近く遅れてのスタート。続くステイジも低調で中盤戦において、すでにケニィに勝てる見込みは無くなっていた。いったいどうした事なんだろう・・やはり飛ばし過ぎか?・・トップグループは5人ほどで争い、クリスも順調、とくに凄いのはランスというケニィの親友だった。中盤においてケニィに3秒という大差を付けてトップを走っている。これは敵わんと言う父に、ランスをよく知るケニィは後半戦での自分のタイムは特に速いので彼ではビートできないだろうと言う。しかし、わずか3ステイジで3秒も遅れるというのか・・1ステイジで1秒ずつ、つまり1回のランで0.25秒も遅れ続けるという事なので、これは考えにくいと父は考えていた。
いつまでもは観戦できないので練習に行き、やがて午後の試合に臨むために本番射場に戻ると達人たちのスコアが出ていた。表のトップにはKenshiroの名前があった。2位はクリスの60.30秒、3位はランスの61.47秒。そして、あのグラントは65.94秒。いったい何があったのだろうか?・・ケニィが出すハズのスコアと交換されたとしか考えられない。また驚いたことに他の誰も60秒を切れてはいなかったことだ、が、まだケニィの優勝は決まったワケではない。あと1人、ジェスィーミスコという強者がいて、この青年は最終日の午後に撃つことになっている。彼にはケニィに対抗できる技量があると言われている。だが、60の壁を突破できたのは世界広しといえども、まだグラントとケニィだけではあった。
辛い中で、ようやく出せた57.08秒だった。しかし勝敗は最終日まで判らない。1位と2位ではインパクトがちがう。2位でした、とウィルコックスとタランに報告するのと、優勝しました!! と言うのでは胸の張り方に一点の曇りもあるまい。滑稽ながら、それが我々人間の世の中というものではないか。
風邪は治り元気の出たケニィは、リムファイヤのピストルに挑戦、だが 5 to Goの2発目からジャムに見舞われ、それが数回も起きてしまい61.24という平凡な成績となった。アダム選手の61.15に、なんと0.09の差で2位となった。アダム青年は感激のあまり泣きながら母親と抱き合い、ケニィは心からの祝福を述べた。自分が60秒を切れないという勝負だったら負けたほうが良いと気丈なケニィは言っており、そのとおりになった。
翌日の勝負はRFRO、リムファイヤ ライフル オプティックだった。スティルチャレンジで最も競争の激しい部門だが、始まる前からケニィはこう言っていた。
「もう大丈夫だから安心してね!!」
「でも今年はたいして練習してないじゃないの・・」
「だけど、コレはどう撃てばいいのかボクはよく知ってるのよ」
「ふーん、そんなもんかねぇ・・」
去年の大会でケニィはグラントとの鍔迫り合いの末に世界記録を出して優勝している。そのタイムは54.40秒。60は切れても55切りはとてつもなく難しいのだが今年はソレを達成するという。確かにローカルマッチでは52秒台を幾度か出してはいた。
予言どおりに試合は進んだ。
鉄砲の中で最も速く撃てるのが22口径ライフルにダットサイトを載せた部門だ。その軽さは2kgほどで反動は軽微。ケニィは去年よりも軽快そうに愛用のヴォルコーセンを駆って大いに暴れた。このままでは自己記録の52秒台を破るかと想われたが少しのミスがあって53.53秒と惜しい。しかしながら、これは公式戦における前人未踏のタイムとなった。全部門でのトップはグラントがRFアイアンサイトで以前に出していた世界最速の53.97秒だったのを更新しケニィはとうとう地球上最速の射手となった。この快挙は他を驚かせたが本人は大して嬉しそうではなかった。彼の夢といえば不可能と言われる50秒切りなのだ。
ところで22口径ライフルは最も参加者の多い部門で、今年のエントリー数は164人、次は9mmライフルで122人、22口径ピストルは108人と続く。22口径が圧倒的に人気な原因は、子供たちにとって馴染みやすく、親にとって弾が安い、この2つだろうか。
金持ちの息子で9mmを週に7千発撃ったとネットに書き込んだ少年がおりケニィは驚いていた。学業で忙しいケニィは1ヶ月平均で千発くらいしか撃てなく、これで充分ともいえる。特に今年は雨天が多くて練習試合ができずスティールは春休みの7日間特訓だけだった。
後になってリムファイヤライフルのリザルトを観てヒヤリとする。あの新鋭射手のジェスィーミスコが2位を穫っていたのだ。彼のタイムは55.91秒、このタイムを9mmライフルで出す可能性がゼロではない。こうなるとケニィは2位に甘んじるしかない。結果が最後まで判らないというのも気がかりであり楽しみでもあった。
さて、ワールド戦は目まぐるしく進んで最終日に入った。この日のケニィは朝にオープン、午後にCOとRFRIにチャレンジする。RFRIとは22口径ライフルをアイアンサイトで撃つという部門で60名がチャレンジする。去年もエントリーしたがライフルの故障で中途離脱したので今年は最高なヴォルコーセン銃をゲットしての再挑戦だった。とはいえ、今はコンバット射撃に凝りまくっているケニィは、この銃は千発と撃っていなかった。アイアンサイトといってもライフルの場合はダットサイトと大して変わらないので練習はいらないのだと言う。そんなハズはないと想っても本人はそう言うし、クリスもグラントも同じ意見だからそうなのだろう。まあ確かにダットサイト対アイアンではピストルでは大差が出るがライフルだと小差だという気はする。
それとケニィは、さらに新しい気持ちでオープンとキャリオプとを撃つ。実のところ、本当の射撃は大口径のピストルにあり、プロを目指すなら避けて通れない道なのだ。この世界での覇者はKCとBJノリス、それと日本人シューターのサメジマ選手。これが「現代の三強」と言われている。サメジー兄はケニィに大きな影響を与えてくれた恩人でもある。この三強の中にケニィをもぐり込ませて四強のサークルを作る、というのが父の目標だった。ケニィの才能は2年前から芽生えていたが、去年はダットサイトが狂って敗退した。だが、今年はサンドヴァイパーが有り、コンバットマスターという秀逸なグロックもある。おそらくSROという評判の高いダットサイトも耐えてくれるだろう。
オープンガン部門とは、9mm以上のピストルにダット搭載、サイズ等の制限もなくコンペンセイターもアリという、いわゆるレイスガンでの闘いだ。この部門ではKCが圧倒的に巧く、BJも速いのだが出場はしない。ここでケニィには2位を穫らせたい。KCに勝つには少なくとも2年はかかる、と父は観ている。オモシロイことにKCもそう言う。将来の頂上にはケニィが登る、とKCは断言する。
「日本ではね、胸を借りるという言葉があるんだよ。強い相手にかかっていき、その強さを体感して自分の成長につなげるという意味さ。そんな気持ちでKCと同じ空気を吸いながらターゲットに向かったらいい・・」
と、父は言う。
ケニィにはオープンで80秒を切る力量がある。80を超えられたらプロの域といえる。それをここで出せばトップシューターの仲間入りとなるわけだ。
こうしてケニィは元気に撃ち始め、KCには及ばないものの迫るチカラを観せる。構えもスックと真っ直ぐに立って正調だった。だが、アウターリミッツでマイクを2回出してしまい3秒を食ってしまう。これで念願の80切りは消えて82.50秒。結果を観るとKCが76.13でケニィは2位だった。3位は86.06秒のホワイト マクスィマス、4位にグラント、そしてサメジー兄さんは5位だ、が、彼は前夜に体調を崩されるような出来事に見舞われてしまったので無理もないと想われる。
狙いは最初から2位、ケニィは達成できた。これでプロシューターへの登竜門に入ったといえる。これは大きな収穫で22口径での優勝よりも実際的な価値がはるかに高い。
午後の試合はアイアンのライフルとキャリオプだった。スーパースクワッドではないので、同じスクワッド内で二種類の銃を撃つことが許される。キャリオプは40名で競うが、最高位のグランドマスターが13人も居て覇を競う。もちろんケニィにもGマークが付いている。予想ではBJが圧倒的な差で勝ち、2位が去年に90.48秒で優勝したニルスというプラクティカルシューティングでの王者という有名人だ。この人もケニィにとってはヒーローで、なかなかの好人物。ニルスは、初日のケニィの撃ちっぷりを観て驚きを顕わにしていた。そして3位争いがケニィとサメジー兄貴になると考えられる。先に撃ち終えていたニルスのタイムを知ったケニィは、ニルスに勝てると言う。彼のタイムは93.81秒だが、ケニィ自身は90秒を切れると言うのだ。確かにこの1年でCOの腕前を上げたケニィだが90秒を切るのは難しいだろうと父は読む、が、去年の成績は93.81秒で4位だったので4秒くらいは縮めるかもしれないとも感じていた。じっさい、この小僧の予言はよく当たる。
こうしてラストの闘いは始まり、ケニィはアイアンのライフルとCO(キャリオプ)を交互に撃ちながらの展開となった。ライフルの速さはなかなかのものだったが、コンバットマスターでのガンさばきも周囲を驚かせる。ミスが少ない上に速いのだ。安定感のある射撃が続き、それがとうとうラストまで続いた結果、ライフルアイアンでは57.04秒でアッサリと優勝、そしてキャリオプでは、なんと83.60秒という驚きのタイム!!
予言どおり、ケニィはニルスに圧勝して2位を獲得した。サメジ兄貴は89.37秒。キャリオプでは85秒を切ると達人の域に入るだろう。そして父はケニィにはオープンよりもCOで名を上げて欲しいと想う。その理由は米国の多くの警察がキャリオプを採用し始めているので、時代の先端で使われる拳銃の使い手になれば就職で有利になるという思惑がある。
最終日、気になっていたジェスィー青年もPCCOを撃ち終えて最終のリザルトが発表された。親子でワクワクしながらPCCO結果表をみると欄のトップからケニィの名は消えて・・いなかった。クリスが2位、ランスが3位、ジェスィーは4位とあった。56.66秒の世界記録を持つグラントは65.94秒・・ピックアップがとても多かったという。
「やったねぇ!! ケニィ!!」
と、父は息子の肩を叩く。
終わって見れば、
9mmライフル 優勝
RFオプティック 優勝
RFRIアイアン 優勝
22口径ピストル 準優勝
キャリオプ 準優勝
オープン 準優勝
これらに加えてリムファイヤとセンターファイヤでの合計で競う「ライフルマスター」という特別賞も2年連続で獲得した。
KCをはじめ、多くのシューターが認めるように、ケニィは紛れもなく次世代を代表する実力を示した。大口径でも小口径でも、ピストルでもライフルでもオールマイティーだ。
晩餐会後の表彰式が終えてホテルに戻る途中でケニィは黙りこくっていた。悲しんでいるように観えた。
「どうしたの?・・」
「どうしてグラントとクリスがあんなに失敗したのかと考えていたら悲しくなったのよ・・・」
たしかに試合中に二人の射撃を観ていてピックアックが多いのに永田親子は驚き、その理由について幾度も話し合ったものだった。スランプかも知れない、練習不足かも知れない、あるいはもう限界点に達したのでアップ&ダウンの時代に入ったのかも知れない。または60秒切りをキープすることでストレス過多になっているのかも知れなかった。
「これはね、世代交代の時でもあるんだよ。チャンピオンになってもね、いつまでもは続かないんだよ。ケニィもね、いつかは若くて強いシューターが現れて負けるものなんだよ・・競技の世界というのはそういうものなんだよ・・」
父は、そんな事を言いながら、あのショッキングな出来事を想い出していた・・それはリムファイヤ ライフルのスーパースクワッドの時だった。カーレイという13歳くらいの女性シューターの速さと正確さに一同が衝撃を受けていた。その部門は、まさに最速を競うもので7人もが60秒切りで争うという白熱した闘いだった。カーレイがその中に居た。どちらかといえば、無口で表情を崩さない一直線に観える可憐な少女だ。彼女も2年前から出ており去年は一段と成長し、次期のウーマンチャンプになるだろうと父とケニィは話し合っていた。そして今年、それが現実となる。そのスピードと安定感は、まさにケニィのコピーだ。見かけは華奢なのだが、まったく無駄のない動きで美事に銃をドライヴする。
白熱戦が終わってリザルトを観たときに再び衝撃が走った。1位はケニィ、2位はジェスィー、3位はランス、そして4位がカーレイだった・・その下にグラント、間に1人おいてクリスと続く。なんということだ!! カーレイがグラントとクリスを下したのだ。
ケニィと父は絶句していた。
多分、ケニィが出てきて9mmライフルで60秒切りを達成した時も大勢が黙りこくったことだろう。
ケニィにとっては、グラントとクリスがカーレイに負けたことがショックであり悲しかった。カーレイのタイムは58.74秒でグラントは58.75秒。僅差といえばあまりにも僅かなる差、だがそれでも負けだ。さらに驚くことは、9mmライフル部門でもカーレイが5位でグラントは6位だったこと。あれほど速かったグラントに何が起こったのだろうか・・・。
カーレイは他のシューターたちとオシャベリはしない、が、ケニィが撃つときは真摯な瞳で見つめている。
「彼は速いわ、いったいどうしてあんなに速いの。私と彼との差はどこにあるの・・ああ、私もあのスピードが欲しい!!」
と、そんな気持ちなのかもしれない。
表彰式の時、カーレイはケニィのように幾度も呼ばれて1ダースにあまるメダルをもらっていた、が、トロフィーは1個もない。ウーマンチャンプなのにメダルのみだと言う。総合3位ならばトロフィーをもらえる。ケニィとカーレイとで記念写真を撮るとき、せっかくだからカーレイにもケニィのトロフィーを握ってもらうことにした。するとカーレイはそれを素直に受け取り、高くかざして嬉しそうに笑った。

カーレイとケニィ
後になって父は言った。
「あのトロフィーはカーレイに渡してあげるべきだったね、ケニィからのプレゼントといえば受け取りやすかったと想うのよね・・すると彼女は部屋に飾って、次は自分のチカラで奪い穫ってやるんだと想いを強くするはずだからね・・」
「そうなんだよ、あの時ボクもそう想ったんだけど変かもしれないと迷ってしまったんだよ・・」
ケニィはそう応えた。
じつを言うと、我が家にはトロフィーが多すぎて置き場がない。スポンサーのオフィスにでも飾ってもらったり、お世話になったジョージさんに差し上げたりすることにしている。トロフィーは、それを受け取った瞬間だけが華であり、年数と共に輝きを失うものだ。それをいつまでも眺めて自慢話をするなんて愚かしい。
ケニィにとって嬉しかったことは、賞品の銃を仲間たちに格安で買ってもらい、1000ドル以上の現金をポケットにねじこんで帰途についたことだった。やがて賞金も計算されて送られてくるだろう。駆け出しのプロにとっては弾と旅費を出してもらい、わずかばかりのカネなどもらえば上出来ってなもんさ。
それはともかく、今回の結果からケニィの生きる道のひとつが開けた。それはUSミリタリーの射撃ティームに入れるだけの実力がついたということ。高校を出たら入隊でき、戦争には行かなくてすむらしい。アメリカではミリタリーマンは厚遇されるので選択肢のひとつが出来たというわけだ。
しかし、大学を出てから幹部として入隊したほうがよいかも知れず、またはウィルコックスやタランの会社でエンジニアとして働くという選択もありそうだ。父がケニィの年頃には写真学校に行くことにしか興味がなかったのだが、米軍に誘われて鉄砲ばかり撃っていられると聴いたら、さぞかし跳びついたことだろう。

(マロンパがやってくれないので代わりにSATマガからトー作)

と、いうイキサツがあって行き先は、タランさんとこ🎶

タランのライフルで今年のライフルマスターを獲得してトロフィーをタランさんにブレゼントする、とゆう夢を叶えたケニィは、それを実行!!
とてーも喜んでもらえましたよ☺️
おっ、なんか撃ちましたね
なんなんでしょねぇ〜・・
と、シラジラしくシラをきるイーチ☺️
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割るぞぉっ!!!
バコーン!!

こいつを割ったのよっ!!
三年ばかり干してあった丸太さ、生木だと切れんし燃えんからなぁ・・・

けど、とうとう外れてもーたわ
😰😤
で、動画をよく観察するとアルことに気が付くハズでアル。テッポのことでアルぞ。
そこで皆様に耳寄りなお知らせです!!
「薪割りツアーのお知らせ」
ヨセミテ公園の麓にて、太い薪を盛大にカットしていただくという前例のない御旅行などはいかがでしょう。
普通ならば割るどころか傷ひとつ付けてはいけないというヨセミテ周辺の樹木を体力ある限り割り続けるという豪華にして贅沢なツアーでございます。
薪割りというのは皆様が想像されるよりも遥かに難しいものではありますが、その点ご安心くださいませ!! 幸運な事に当方はジゲン流の名手でありますところのイチローナガタ氏が指南役としてお迎えすることができたのです!!
なお、ツアーリーダーとしては当ブログで欠かせない男子として有名な長崎マロンパが担当いたし、皆様をご案内いたします。お申し込み、お支払いの件につきましてもマロンパが担当いたしますので夜昼ノベツなく電話をガンガンかけてやっていただければ幸甚で御座います。
ユーエスオー薪割り旅行無株式会社
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😄うははは
にゃかにゃか好い😃
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11月かぁ・・
今朝の室温16度、外は5度と寒いのよ

薪を作らんといかんね

このチャイナ製の薪割り、なかなか良いよ♪

刃はグラインダーでシャープに・・

冬の朝、震えながら冷たいストーヴに薪を入れて火を付けると段々に部屋が暖まる。これがなかなか風情があってねぇ♪
うん、CO2が出るなぁ・・
電気暖房もCO2出すなぁ・・
ミーやんの計算だと、どんくらいの差があるのかなぁ?
タダね、マキ暖房だと電気代がタダになるんだ☺️電気だと一ヶ月で300ドルかかるけど、マキはタダさ。
タダはタダタダうれすいからねぇ😄
で、朝飯だけどね…
庭でとれた大根の葉っぱを塩もみしてね。昔僕の母親が作ってくれたんだ。これがめちゃくちゃおいしいのよ。それを炊き立ての玄米にのせて、梅干しを1個。たったこれだけの朝食。なんだか世界で1番おいしい朝食をいただいてるような気がしてしまうんだよね。
孝行したいときに親は無し…か🥲
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日本では、AR-15タイプが多用されるかと想うのよね・・

今のところ、こうしようと・・

実弾入りの20連マグを挿入し、ストックはフルに伸ばしたままでもフィットするよ。つまり、ケイスから出せば 即座に撃てるというイチローらしい考えだ。
これは実戦でのハナシで、競技場に実弾入り持ち込んだらオン出されるぜい😅
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🤩とうとう、できたがなぁ!!

まだ改良すべきカショはあるけど、もう快適に使えるところまで来たのさ。
ただねぇ・・・😭
今の時期にアメリカで これだけのモノを作ると250ドルはもらわないと利益は出ないのだそーよ💦
アッチャー!!
確かに狩猟用などの立派なケイスは、そんな値段で売ってるけど、今の日本円は以前の半分近いというドル高なので日本人でコレを買える人は激減するね・・・
だから日本に輸出することは断念しようと想う。欲しい人はタフプロに直接オーダーできるようにしようかと。ちなみにケンもワシもロイヤリティーはもらいません。ただ、自分たちの使う分だけはスポンサーしてもらうと。
ただね、まだプロト段階なのでハッキリしたことは決まってませんのでお待ちを。
で、ナット社長と話し合って、プリプロダクションを限定製作して希望者には安いめで販売して見ようという事になったのよ。それでも日本価格だと3万円くらいにはなるだろうと予想されてる。
そこで、高価でもイイからカウー!!
という人は、薄利で間に入ってくれるピギたんにメイルで注文してくださいな。注文しても、値段が決まってからでも、ドタンバでもキャンセルできますからね。
えっ?
自分はピストル用のマグパウチはいらん?
😄にゃははは
コレは 9mmライフルのセットアップでね、AR系を使う場合は着せ替えができるのさ♪
では、説明をしませうね・・・
上の方に続く・・・
掛川に思いを馳せて。
カップガンをいぢりつつ、選手の皆さんを応援します。
皆さん楽しんで。
掛川市まで・・・5時間か・・・
I'm slacking off.
ダラダラしていて…
I read it again and read it carefully.
読み直し、気を付けて読むと。
>「今年は勝つからね!!」
と、15歳の少年は父に言った。
9mmライフル部門で世界一を決するワールド戦での優勝が目標だ。これは悲願ではなく50%の確率で成就できるという可能性があり、その根拠は去年の世界チャンピオンとは一勝一敗。2年前は勝ったが去年は僅差で負けたという戦績による。
lightning kennyは実力を考え感じていたのか、予感していたのか?
予感していたら、考えないで自分の勝利を感じていたら、一流の証拠。
日本のJリーグ始め、サッカーの各国のトップリーグの一流選手(=自分の国の代表に選ばれる)になると、
試合当日に今日はゴール出来る、点を決められると感じる、自然と心の中に湧き上がって来るそうです。
新しいキャメラシステムの中核になるであろう、という思いで購入したオリンパスのMズイコー12-40㎜F2.8PROレンズ。
しばらく使ってみて不満な部分も出てきた。
まぁ、写りとかではないから「慣れの問題でしょ」かもしれないですがチト気になる。個人的には『信頼性』にもかかわると思うんだけど・・・PROを謳うにしてはな・・・って感じ。
それはココ。
レンズ先端のマニュアルフォーカスリング。
この状態だとオートフォーカスで、リングを回しても何も変化しない。
たぶん機能の『ウリ』の一つだろうオートとマニュアル切替がワンタッチで可能な、フォーカスリングのスライドによるオート⇄マニュアル切替機構。
フォーカスリングをキャメラ側にスライドするとマニュアルフォーカスに切り替わりフォーカリングが機能する。
これがマニュアルフォーカス状態。
距離目盛が現れてマニュアルフォーカス状態を示す。
この機構、10年以上前のトキナーのレンズでも採用してて2本持ってた(使ってた、と書けないのがツラい。察してね)。
トキナーのレンズでは特段不都合は感じなかったし、今回Mズイコーで発生した「アレッ?まぢか・・・」という現象も無かった。
では「アレッ?まぢか・・・」の現象が何かというと、意図せずフォーカスリングがマニュアル側に切り替わっていた、です。この『意図せず』というのが重要で、切替忘れなら単なるおマヌケですが。
どうような状況かというと、撮影しようとキャメラを持って、この時『いつも』と同じようにレンズを「グワシッ」と握って持ち運び、さて撮影という時に「ん?・・・ん?ん?」、「アレ?リング切り替わってる?」、はい、レンズを持っていた時にフォーカスリングがマニュアル側に動いたのです。レンズを持ってたのですからフォーカスリングを触ってたのは事実、しかし今までの経験上(トキナーの場合ね)その程度のチカラで切替わる事など皆無、だから『意図せず』。
そう、フォーカスリングの切替に必要な『力』が少な過ぎ。軽すぎなんですワ。あくまで私の感覚だけどね。
撮影時に条件が悪い、もしくは意図した箇所にピントがこない、しかもシャッターチャンスはごく僅か、な状況だとこの軽さが素早い操作を可能にして・・・なのかもしれませんが・・・
これからは注意しないと。
レンズを「グワシッ」と握って持ち運ぶ癖、やめないとね。
今日11月11日と明日12日は静岡県で掛川ビアンキが開催されるっス。オラも参戦するっスよ〜😆
インタビューを受けているケンシロウ君のコレ。
コレ。
ソニーのα1なんだ。
ん〜・・・CanonのEOS Cは使わないのか・・・
レンズの先に付いてるフィルターフォルダー&レンズフード、デカいだけあってフードの効果は抜群です。
キャメラ機材を処分したのですが、ナゼだかマミヤのジャバラレンズフードは残した。